皆様大変長らくお待たせ致しました、ついに本日アメリカから入荷です!
欠品していて在庫切れになっていた商品につきましては、検品が終わり次第順次販売を再開しています。
今回はこれまであまり語られる事の無かった、商品が入荷してから皆様のお手元に届く迄のお話を少し。
アメリカのドリフター社にオーダーをしてから約2〜3週間後、DHLという航空便で荷物はやって来ます。今回は数量が1000本前後なので箱にして8箱と大した事は無いのですが、これが15箱以上となってくるとなかなか大変なのです。というのも、まずお伝えしておきたいのは「全ての作業を自分達で行っている」という事です。恐らくあまり馴染みの無い方も多いと思うので、その工程をご紹介しましょう。
まず段ボールを開けて内容物を確認、欠品している・又はご注文を頂いていてお待たせしている等優先順位の高いアイテムから検品を始めます。縫いが甘くはないか、糸が飛び出ていないか、レーベルはまっすぐに付いているか、ファスナーの開閉に支障はないか、ボタンはしっかりと留まるか、レザー部分に劣化はないか、商品の仕様に間違いはないか、付属品は付いているか・・・等予め設けたいくつかの項目に則って1点1点厳しい目でチェック。スタッフ一人一人がアイテムの仕様等について再確認出来る機会でもあるのです。
終わったら次は下げ札(タグ)付け、通称”えのき”と呼ばれるプラスチックの紐で取り付けていきます。とても細かい話になりますが、タグの取り付け位置もなんとなく・・でなくアイテム毎にその箇所は決まっているのです。透明な袋に入った状態でもすぐに品番が確認出来る、という理由が大半でしょうか。その後ビニールの透明袋(こちらもアイテムに応じて常に数種類を用意、最適な大きさが決まっています)に入れてテープで封をしたら完成、最後に”インボイス”と呼ばれる明細を元に数量を確認します。
ブランドの規模や理念にもよりますが、通常こういった入荷・検品業務や在庫管理・出荷業務は外部に委託する場合が多い様です。Drifterも以前はそうでしたが、今回渋谷のオフィスに移転する事をきっかけに全てを見直しました。もちろんお金を支払って委託をすれば、重い段ボールを運んだり別の仕事と並行して入荷や検品の作業に追われる事はありません。
しかしながら直営店が無くなった今、少しでもお客様との距離を縮められる方法とは何か?その結論は”出来る限りの事を自らの手で行う”。ブランドを運営するという一見華やかに見える業種ですが、実はその裏には非常に地味な業務の連続なのです。商品の企画やデザイン、オンラインサイトのデザインやSNSの更新等はほんの一部、資材(段ボール・テープ・文房具や工具・下げ札やビニール)の手配と管理、DMのデザインと印刷・ラベル貼り、日々お取引先様やお客様へ行う出荷業務(商品のピックアップ・梱包・納品書や送り状の印刷)、不良品や修理品の管理と対応・・・等ここにはまだまだ書き切れない程の細かい業務の積み重ねなのです。少し長くなってしまいましたが、もしこれからDrifterをお買い上げ頂いた際に「色々な工程を経て今手元に来たんだな〜」と少しでも思って頂けたら幸いです。
さて、ここからは再入荷した商品をいくつかピックアップして簡単に改めてご紹介致します。(各商品名をクリックすると商品プレビューページへジャンプします)
・バリスティックナイロン採用のハイエンドモデル〝CITY LINE〟のスリーウェイバック、22Lサイズ。耐久・実用性共に最上級クラス。ビジネスシーンでもワンポイントの差をつけたい方にはマストアイテム。もちろんカジュアルコーデにも◎、性別や服装を選びません。
・ドリフターの代表的なバックパック。特徴的なAシルエットのデザインが男女問わず人気。ゆえに種類も豊富です。
・こちらもドリフター人気定番のボディバッグ。初回発売後に瞬く間に売り切れたボトムディアースキン採用のモデル、やっと再入荷です!
・コーデュラナイロン素材の万能トート。軽さやサイズが抜群に使いやすいです。内部にはファスナーポケットやキーフックが付属しています。
・シンプルなワンパックのショルダーバッグ。ハンドキャリーとしても使える優れモノです。
・使いやすいフロント・サイドポケットありの万能デザインは、バックパック入門者にオススメ。どんなファッションにも合わせやすいですよ。
●SACOCHE(PACK CLOTH)”Hopewell”
・発売以来、最も人気の高いブラックカラーがついに再入荷です!フェスや旅行に最適のマチのないショルダー。
今回は流通・裏方業務のお話をさせて頂きましたが、もしお客様がドリフターの商品を手にした際には今日お話ししたような事を少し思い出してみて下さい。手間暇かかったモノって、きっともっと愛着が湧いて使うたびに楽しくなりますよ。